ここ数年、Apple 提供の @me.com メールアドレスを Gmail のエイリアスとして設定し、iCloud のメールを Gmail アカウントに自動転送するように設定しています。これにより、@gmail.com と @me.com の両方のアドレスからメールを送受信するためのワンストップショップとして Gmail を活用できるようになりました。
ところが最近、@me.com アドレスから Gmail 経由で送信したメールの多くが、受信者の迷惑メールフォルダに自動的に振り分けられていることに気づきました。定期的に送信しているメールでさえもです。この状態は数週間続きましたが、返信が全く来ないという不可解な状況以外、私の方からは何の兆候もありませんでした。
ついに、受信者の一人から私のメールがスパムメールに分類されたという連絡があり、Googleで調べてみました。調べてみると、業界全体で使われているメール認証、ポリシー、レポートプロトコル「DMARC」があり、Appleは7月にDMARCポリシーを「隔離」に引き上げたようです。
つまり、基本的に、@mac.com、@me.com、@icloud.com などの Apple 提供のメール アドレスから、Gmail などのサードパーティのメール クライアント経由で送信されたメールは、自動的にスパムとしてマークされる可能性が高くなるということです。
Al Iverson の Spam Resource では次のように説明されています。
これらの動向を注視している方なら、Appleの消費者向けメールドメイン(iCloudドメイン)であるmac.com、me.com、icloud.comが「p=quarantine」DMARCポリシーに移行したことに気付いたかもしれません。つまり、これらのドメインのメールアドレスをお持ちの場合、メールサービスプロバイダやApple以外のメールプラットフォームを使ってメールを送信すると、配信率が低下するということです。メールが完全にブロックされるわけではありませんが(Appleは「p=reject」に移行していません)、メールがスパムフォルダに振り分けられる可能性が大幅に高まります。
wiseTools の DMARC レコードにより、@mac.com、@me.com、@icloud.com が現在「p=quarantine」ポリシーに準拠していることが確認されます。
DMARC は、メールの「送信元」アドレスを偽装する最も一般的なタイプのフィッシング攻撃に対抗するために設計されているため、サードパーティのクライアント経由で Apple のメールを使用する人にとっては不便ではあるものの、Apple が「隔離」ポリシーに移行するのは、セキュリティの観点からは良い動きです。
これを知った後、私は Apple に問い合わせて説明を求めましたが、新しい DMARC ポリシーは確認されませんでしたが、Gmail に関する潜在的な解決策は提示されました。
Appleによると、@me.com アドレスからのメールを iCloud SMTP サーバー(smtp.mail.me.com)経由で送信するように設定すれば、スパムとしてマークされる問題を回避できるとのことです。Apple には関連のサポートドキュメントがあります。
Gmailの設定を開くと、@me.comアドレスが既に同じように設定されていたことがわかりました。ただし、SMTPサーバーのドメインはsmtp.mail.me.comではなくsmtp.me.comでした。後者に更新すると、@me.comアドレスからGmail経由で送信されたメールが他の人の受信トレイに届くようになりました。
さらにテストを進めるため、メールが再びスパムとしてマークされるだろうと思い、smtp.me.com に戻してみました。しかし、私のメールはすべて、初めてメールを送信した相手も含めて、他の人の受信トレイに届いていました。
現時点では、私の場合何が問題を解決したのか完全には分かりませんが、SMTPサーバーの設定をいじることで他の人にも効果があることを願っています。もしうまくいかなかった場合、@mac.com、@me.com、または@icloud.comのアドレスで重要なメールを送信する必要がある場合は、AppleのメールアプリまたはiCloud.comから送信してください。
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